私が子供の頃はパソコンなんてなかったので、みんなGペンとかで絵を描いていたのです。 そうしないと印刷されないという、非常に印刷技術力の不足に人間が肉体を合わせていた時代だったのです。 未だに持っている漫画の描き方の本で「Gペンの持ち方」という項目がありましてね。 それをもとに漫画を描いていると、どうしてもペン軸の下の方を持たないと力が入らないわけですよね。 それを今まで当然と思っていて、デジタルツールのクリップスタジオでも同じ持ち方で電子ペンを握っていたわけですけど、ある日「デジタルで力を入れないでも描けるのに、何でいつまでもこんな描き方をしないといけないのか?」と疑問に思いペンの握り方を変えてみたのですよ。 それこそデッサンをするかのように遠くの方を持ってみたのです。 そうしたら「何か良い感じの絵」になったんですよ??? 何故かはわからないのですが、ペン軸の遠くの方を持つと細かい絵は描きにくくなるのですが 線のスピードは凄く早くなるので、なんか「絵」っぽい絵というか… それまで描いていた漫画の絵じゃない、「いかにもなイラストの絵」みたいになるのです。 さらにこんなに絵柄が変わるのであれば、もうGペンツールでなくても良いのではないか?と思い 現在は今まで一度も使った事が無かった「鉛筆ツール」を研究しているのです。 今は「薄い鉛筆」をさらにカスタマイズして調整したり、「粗い鉛筆」の紙質を弱めて調整したりして、一番良い数値を研究してますよ~ PR |
それは最近自分もやっと気付いてきましたね。
線のスピードが遅いとダメなんですよ。 ペン先に力を入れると、速度が遅く、上手く描け無いんですよ。 要は、持つ所が中心となって円運動をしているので、その円の半径が長い方が速くペンが動くのです。 自分は輪ゴムをペンに巻いて、グリップ力を付けると描き易くなりましたね。 手塚治虫の手の使い方も参考になりました。彼は手首あたりの骨に支点を作り、そこを中心に円運動をしてるのです。 だからあんなに描く速度が速かったのではなかと思いますよ。 フリーレンの作画担当のペンの持ち方も面白いと思いました。 彼女は親指の奥の方で支点を作り、そこを支点として円運動をしているのです。 自分はこの持ち方はやり難いと思いましたが、考え方は似てるなと思います。 ちょっと判り難い説明かと思いますが、とにかくペンの持ち方、使い方、動かし方が凄く画力に直結してると思いますし、そこを間違えると描いていて苦しいのです。
【2023年11月18日 09:41】| | ピラミッドハウス #29f534ef2e [ 編集 ]
>>ピラミッドハウスさん
私は人生で一度も絵を教わった事がないので全部自己流でやってるんですよ~ 今でも小学生の頃の先生が 「電影君、絵の構図とういものはこうやってきめるのよ」という教えに従ってやってますからね。 本当に絵が習いたかったのに、… 人生で一番やりたい事だけがやらせてもらえないのは辛かったですよ。 田舎生れなので「絵を習いたいなんてとんでもない、そんな役にたたないものよりもお金になる簿記を習え」みたいに言われ続けましたよ~ 簿記は褒められるのに、絵はバカにされる世界が田舎なんです。 それで、一年間働いてお金を貯めて映像の学校へ行ったんです でも絵の学校だけはお金が高くていけなかったんです~(泣)。 だからこんな事に気づくのにも凄く時間がかっちゃうんですよね~
【2023年11月18日 18:39】| | 電影工作所 #527b9bc1d6 [ 編集 ]
学費を自力で稼いだのは偉いですよ。
自分は親に・・・、ゲフッ、ゲフン。 自分は絵を美大予備校でちょっと習ったんですが、そのせいで変な固定観念が出来てしまいましたね。 結局美大受験に失敗してしまいましたが、美大に行かなくて本当に良かったと思います。 やはり自力でなんとかするしか無いですよ!
【2023年11月18日 20:08】| | ピラミッドハウス #29f534a893 [ 編集 ]
映像学校は凄く良かったんですよ
レンズとか照明とかは今でもいつも考えていて自分の基本になりましたからね~ 「この画面のレンズは15mmの広角の絵で」とか考えるイラストレーターは あまりいないので、これは自分の武器だと思ってますよ~
【2023年11月18日 20:33】| | 電影工作所 #527b9bc1d6 [ 編集 ]
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