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完全にマニア向けですけど、凄く面白かったです!
ドキュメンタリー映画の「キャノンフィルムズ爆走風雲録」という映画をDVDでレンタルして見てたんですよね~

この映画は「キャノン」というかっては「1.5流」くらいの「B級の上」くらいの位置まで上りつめたアメリカのインディーズ映画会社のドキュメンタリー映画なんです

最初はゼロから出発して大きなビルまで建てて、そして没落してゆく…みたいなそんな流れの内容だったんですけど…
そこから見えるのは「徹底的に観客の嗜好に合わせた低予算映画制作」をしてきた初期から「アート&大作、志向」に走って会社が傾く後期までの流れというか…

この人たちが「2流のやり方で成功」しながら「1流を目指して失敗してゆく姿」なんですよ~

もちろんクリエイターは誰でも「一流の人」に憧れてそういう道に入るのですから、それは当たり前の流れなのですけど、純粋にクリエイターとしての一流になれる力がある人なんて1000人に1人いるかいないかくらいで実際にはほとんどの人は2流かそれ以下なんですよ…

私が見るにこの人たちは「商人寄りの2流アーティスト」なのでそれを自覚しさえすれば極めて失敗しにくい恵まれた才能を持った人たちのはずだったのですけど(だから大きなビルまで建ったわけです)、途中から無謀にも「1流アーティスト」を目指すという「己が見えなくなった」結果が絶頂からの没落になった原因だと思うんですよね、つまりは一時の成功に目がくらんで「自分の能力の限界」を見誤ったことから来る悲劇という風に見えたんですよね~

凄く興味深いドキュメンタリー映画でしたよ~


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【2017年05月29日17:55 】 | 未選択 | コメント(2)
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コメント
目指しますよね
超一流を目指しますよね(笑)。
自分も鳥山明先生になるはずだったんですが・・・・・。
【2017年05月30日 08:21】| | ピラミッドハウス #9a6c66d6ae [ 編集 ]
成功モデルが…
>超一流を目指しますよね(笑)。
自分も鳥山明先生になるはずだったんですが・・・・・。

漫画家って成功モデルがその辺りにしかないのでどうしてもそうなりがちですよね~
でも普通の人がそういう超一流な人を目指して、同じやり方をしてみても成功しにくいというか…この映画の人たちみたいに失敗しがちだと思うんですよ~
しかし「2流には2流なりの売り方」があって「それでも大きなビルは建つ」という事実が描かれていたので、そこは大変勉強になりましたね~(笑)
【2017年05月30日 10:21】| URL | 電影工作所 #4d9af6729e [ 編集 ]
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